旅好きシニア女子がガンになった

病に、心まで支配されずに生きることは可能か?

ガンと共に生きるこれからの人生

昨日、ガン研有明病院で、ペット検査をしました。

結果は、骨盤辺り、背骨、頭蓋骨への骨転移と、胸のリンパ節への転移ということでした。
来週から、薬物治療を始め、同時に、骨の痛みに対する治療も始めるとのことでした。 

 

先週、遠隔転移を告げられた時、現実味がなく、涙も出なかったのですが、いざ、痛み止めの薬や薬剤の冊子を前にすると、何と言ったらいいのか、どーんと暗い気持ちになりました。
そして、心臓がドキドキしてきました。

 

私は、三年前のガン告知以来、何故か、将来、遠隔転移するのではないかという予感が強くありました。

その日までの貴重な時間は、病気のことを忘れて、やりたいことは、先延ばしにせず、今やる、ということをモットーに生きて行こうと思いました。

 

いつでも好きな旅に行けるように、長年の会社員生活を卒業し、自由な身となりました。

コロナ禍にも関わらず、国内、海外、様々な場所を訪ね、旅ブログも始めました。

手術、抗がん剤放射線治療で、極端に弱ってしまった体力を、自主トレで回復させて、趣味の登山で、登れていなかった北穂高の頂上にある、憧れの北穂高小屋にも泊まることができました。

 

何だか、この三年余り、生き急いでいた感があります。

 

そして、遠隔転移。

 

これからの人生、全く違ったものになると思いますが、生きる為の治療という人生を選んだ以上、出来る範囲は極端に狭くなりますが、やりたいことはやる、というスタンスで生きていきたいです。

 

f:id:toraTora:20221025183655j:image